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2025/6/20
✴︎ well-being
内閣府経済社会総合研究所がウェルビーイングに関する論文を公表

このたび、内閣府経済社会総合研究所によるウェルビーイングに関する論文が公表されました。この論文は、「生活の満足度」だけでなく、「感情」や「やりがい」なども含めて、人が感じる幸せ(主観的well-being)を多角的に分析したものです。また、人々の満足度と地域や個人のデータとの関係を調べ、政策づくりに役立つヒントを探っています。
当法人代表の菊澤は、2025年1月、内閣府職員向けの研修において、ウェルビーイングをテーマとした講演を行いました。その後、意見交換や論文草稿へのコメント提供の機会をいただきました。
今回の論文は、国の政策研究においてウェルビーイングの視点をいかに捉えるかを検討するうえで、重要な論点を提示しています。当法人がこれまで取り組んできた市町村レベルでのウェルビーイング研究が、市民の暮らしに比較的近い視点を持つのに対し、国の立場ではより間接的なかたちでウェルビーイングを支える役割が求められます。ウェルビーイングの現状を効果的かつ継続的に計測し把握していくためにも、その手法の検討は不可欠であり、本論文の考察は非常に示唆に富む内容となっています。
<論文掲載情報>
論文タイトル:主観的well-being の 多面的評価と規定要因の解明-主観的well-being の政策活用に向けて-【ESRI Research Note No.90】
発表機関:内閣府 経済社会総合研究所
発表日:2025年(令和7年)5月
ウェルビーイングを中心に据えた政策研究や制度設計に関心のある方は、ぜひご一読ください。
詳細は、内閣府経済社会総合研究所の公式ウェブサイトをご確認ください。
