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修理についてのアンケート結果(1)

前回は、国内で日用品の修理が進んでいない現状についてお伝えしました。今回はA lutenが行った修理についてのアンケートの結果についてお伝えします。
本調査は、20代から70代以上までの合計2,000人、各年代から概ね300〜400人を対象にオンラインで実施しました。調査によると、過去2〜3年の間に修理経験がある人は全体の約2割に留まり、必要性を感じながらも修理を行っていない人も約2割、そして修理を必要だと感じたことのない人が約6割という結果でした。
年代別に見ると、修理経験は年代とともに高まる傾向が示されています。

アンケートでは修理が必要な時、相談先が思い当たるアイテムについて尋ねました。
すると回答者のうち43%が、日用品の修理店を1つも知らないと答えました。
家電やスマートフォン・PC修理:それぞれ約32%(最も高い)
衣服、時計・アクセサリー:それぞれ約23%
家具、マットレス:それぞれ約6%
認知度が最も高いスマホ・PC修理でさえ3割程度。家具やマットレスに至っては、どこで修理できるか知っている人はほとんどいません。

調査では、年齢が上がるほど修理経験があり、修理店の場所も知っているという傾向が見られました。
- 20代:約60%が「どの修理店も知らない」と回答
- 30代〜60代:徐々に「どこも知らない」割合が減少
- 70代以上:半数以上が家電やスマホの修理先を把握。「どこも知らない」という回答は少数派に
若い世代ほど、修理という選択肢が視界に入っていない状況がわかります。
彼らは若さゆえ、何十年も使い込んだモノを持つ経験が少ないことも理由かもしれません。
次に修理の不満について調査したところ、明確な課題が浮き彫りになりました。
最も不満が強かったのは「料金が高い・高そう」で、64.5%が共感を示し、他の項目を大きく引き離しました。次点では「どこまで直せるかわからない」「お店が近くにない/探すのが面倒」が上位に並びました。

この順位は修理経験のありなしに関わらずほとんど一緒でしたが、修理経験者は実感を伴って、不満に共感する人の割合が全体に高くなりました。
一方、「直す必要性を感じない」という項目は最も不満が少なく、多くの人が修理の必要性自体は認識していることがわかりました。
次回は、実際に修理を積極的に活用している人たちに注目します。
